
青空が眩しくて、夏の訪れを感じる季節となりました。
6月の沖縄では、心静かに過去と向き合う日、
そして音楽とともに未来を見つめる日があります。
6月23日は『慰霊の日』
沖縄戦が終結した日とされ、多くの命が失われたあの日を忘れぬよう、
県内各地で追悼式や黙祷が行われます。
平和の尊さと命の重みを再確認する大切な日であり、
沖縄に住む私たちにとって、決して忘れてはならない時間です。
静かに手を合わせるひとときが、今を生きる私たちの歩みに深い意味を与えてくれます。
そして6月25日は『うたの日』。
沖縄県出身のバンド「BIGIN(ビギン)」が毎年開催する
「うたの日コンサート」は、音楽の力で人々をつなぐ特別なイベントです。
慰霊の日で静かに祈りを捧げた後、人々は音楽に包まれ、
笑顔で歌心と心を通わせます。
「歌は世につれ、世は歌につれ」と言われるように、
歌は時代や場所を超えて人々を励まし寄り添う存在。
沖縄の自然や文化、人々の温かさがあふれるコンサートは、
平和を願う気持ちを明るくやさしく広げてくれます。
過去に目を向け、未来へとつなぐ6月。沖縄から心を込めて。